ここのところ読書の習慣が消えていました。 もともと本は好きで10代から30代前半まではわりと読んでいたのですが……。
再び読み始めるきっかけをくれたのはブログ仲間あどさんの記事です。
東野圭吾さんの「手紙」。
強盗殺人を犯した兄が唯一の肉親である弟に送る刑務所からの手紙を軸に、犯罪加害者の家族の立場を描いたものです。
去年、山田孝之さん、沢尻エリカさん、玉山鉄二さんらの出演で映画化されているようなのでご存知の方は多いかもしれませんね。
この本のデータ・アウトライン・レヴューはこちらです。
http://from1985.pekori.to/keigotaku/review/tegami.html
正直言って読後の感想、何を書いていいか分かりません。
加害者家族である弟は周囲の人たちから特別視され関わりを拒絶され、夢や恋を諦めざるを得ない人生を送ります。
客観的に見ればひどい話です。 犯罪者ではない弟にしてみれば理不尽な事です。 しかし現実に自分のすぐそばにこういう人がいたらどうだろうかと考えると、やはりなるべく関わりを持ちたくないと思うのではないかと。
難しい問題です。 エンディングには感動しましたが、読み終えて2日経った今もまだ頭の中はスッキリしていません。