先週の木曜日のことですが、テレビで犬が人命救助をしたという話題をしていました。
ある方が夜ペットのラブラドール・レトリバーを散歩させて、そろそろ家に戻ろうかという頃、そのワンちゃんは家とは違う方向へグイグイご主人を引っ張って行くのだそうです。 犬の力には逆らえず言うとおりについていくと道路わきの用水路にお年寄りが倒れていたそうです。ワンちゃんのおかげでこの老人は一命を取り留めました。
このワンちゃんは以前にも同じような人助けをしているそうです。
やはり散歩の途中で違う方向へ走り出すワンちゃん、ある車の運転席に飛びつき吠え続けている、行ってみると運転席に突っ伏している男性が一人、この人は自殺を考えていたそうで、ワンちゃんのおかげで未然に防ぐ事が出来ました。
犬の嗅覚が優れているのは良く知られている事です。 人間の百万倍~一億倍あるそうです。 以前テレビで癌の探知犬の事をやってました。 人には判らない癌患者特有の臭いを嗅ぎ分ける犬がいるそうです。
癌患者や用水路で瀕死の状態になっていた人が肉体的な変化で健常人とは違う臭いが出るのだろう、というのは想像できます。
しかし自殺念慮の場合はどうなんでしょう。 この方が何か病気を持っていたのなら判らないでもないですが、肉体的には健康で精神的な悩みだけだとしたらすごい事ですね。 自殺念慮のある人も特別な臭いが出ている事になります、興味深い話です。 どこかの大学で研究してくれないかなー。
このテレビの話題にワタクシちょいとそそられまして調べてみました。 以下は「犬の不思議サイエンス」というサイトを参照しました。
我々人間は歩くたびに道路に臭いをスタンプしているのだそうです。 警察犬が犯人の遺留品を手がかりに追跡するのは、足の裏から靴底に染みこんだ人の汗の臭いを嗅いでいるそうで、全くおそろしい嗅覚です。
犬の臭いの嗅ぎ方には2種類あって、シェパードやビーグルは地面をなめるように嗅いで、犯人や獲物を追及していきます。これは、地面に残った臭いの跡をかぐ「間接タイプ」だそうです。
一方、ポインターやセッターなどは、下を向かず空気中に浮遊する「臭い分子」を嗅いで、獲物を追いかける「直接タイプ」。
総合的には「間接タイプ」の方がすぐれていると考えられているそうですが、もともとは、それぞれの犬種がつくられた目的の違いによるものです。 たとえば、ビーグルはキツネ狩りなどで、野原に放して、どこかに身を隠しているキツネなどの足跡を追及し、居所を発見するタイプの猟犬です。 またセッターなどは、鳥撃ちのとき、近くにいる鳥の臭いを直接嗅いで、その方向と位置を人に知らせるタイプの猟犬です。
フーム、面白い話です。
詳しくはこちら → 「犬の不思議サイエンス」