★『運命の人』第1巻
毎朝新聞政治記者、弓成亮太は沖縄返還交渉の取材中に日米間のある密約に気づく。
不倫相手の外務省女秘書官から機密文書を入手した弓成、記事にすれば国家を揺るがす大スクープになるが、記者の信条である取材源の秘匿を守れなくなる。
苦悩した末に弓成のとった手段が彼の運命を大きく変えてゆく・・・　byつぼ丸★

★『運命の人』第2巻
弓成亮太逮捕！　ジャーナリズムに対する国家権力の逆襲。
国家機密vs報道の自由・国民の知る権利という構図での法廷闘争が始まる。
そんな中、週刊誌にスキャンダル記事を書かれ弓成夫婦間に溝が生じる・・・　byつぼ丸★

★ 『運命の人』第3巻
東京地裁の判決は機密文書を渡した外務省女秘書官は有罪、弓成は無罪と明暗が分かれた。 弓成の裁判は控訴審さらに最高裁へと続く。
女秘書官は上告せずに服役、その後週刊誌に捏造手記を発表、弓成夫婦の亀裂は深まり、ペンを折られた亮太は故郷北九州の青果業を手伝うが、社長である父の死後は業績が低下してゆく
そして最高裁では弓成敗訴の判決が出る・・・　byつぼ丸★

★『運命の人』第4巻
誇り、家族、一生を賭けるつもりだった仕事、全てを失い彷徨の末弓成は沖縄へたどり着く。
かつての沖縄返還取材では見えなかった沖縄の現実に直面し、弓成は再びペンとノートを手にする。
そして飛び込んできたニュース、琉球大学の教授がアメリカ公文書館で密約を立証する公文書を発見したのだ。
沖縄で世話になった方の助力で別居を続けていた妻とも再会、弓成の再生の道が始まる。　byつぼ丸★