アーチャーの作品には主人公の生涯を描きだす長編(本人はサーガと呼んでいる)、サスペンスやミステリー形式、および短編集の3種類の形態がありますが、「誇りと復讐」はサーがタイプの小説です。
主人公のダニーは親友バーニーの妹べスにプロポーズ、OKの返事を貰い3人でバーへ繰り出す。
ところがそこでトラブルに巻き込まれ、バーニーはナイフで刺されて死亡。 ダニーはその殺人犯として逮捕され裁判で懲役22年の有罪となり投獄されてしまう。
ダニーは獄中でニックとビッグ・アルの2人と同房になり、優秀な受刑者として仮釈放されるための振舞い方を教わる。
ある日仮釈放間近のニックがシャワー中に頸を絞められて殺されてしまう。 犯人は首吊り自殺に見せかけてその場から逃げる。 しかし看守はニックと瓜二つだったダニーが自殺したと思い込み(ダニーは控訴審で棄却された直後だった)、ダニーはそれを利用してニックに成りすまし、ニックとして仮釈放され、自分を陥れ親友を殺した犯人への復習を始める。
しかし最後にはダニーであることがバレてしまい、逮捕され再び裁判となる・・・
ごく簡単なストーリー紹介でしたが、裁判中の弁護士のやり取り、ダニーの復讐計画の進行など、小説の世界に完全に引き込まれました。
獄中の様子も面白かったですね。 アーチャーは1999年に偽証罪に問われ、2001年7月に裁判で実刑が確定。 服役後2003年7月に保護観察、その後社会復帰していますが、獄中に様子が詳しく描写されているあたりが、そのときの経験からなんだろうと想像できます。
他にも「プリズン・ストーリーズ」という短編集があり、12作の短編小説のうち9つがアーチャーが獄中で聞いた話を小説にしたものだそうで、それも読んでみたいと思っています。
主人公のダニーは親友バーニーの妹べスにプロポーズ、OKの返事を貰い3人でバーへ繰り出す。
ところがそこでトラブルに巻き込まれ、バーニーはナイフで刺されて死亡。 ダニーはその殺人犯として逮捕され裁判で懲役22年の有罪となり投獄されてしまう。
ダニーは獄中でニックとビッグ・アルの2人と同房になり、優秀な受刑者として仮釈放されるための振舞い方を教わる。
ある日仮釈放間近のニックがシャワー中に頸を絞められて殺されてしまう。 犯人は首吊り自殺に見せかけてその場から逃げる。 しかし看守はニックと瓜二つだったダニーが自殺したと思い込み(ダニーは控訴審で棄却された直後だった)、ダニーはそれを利用してニックに成りすまし、ニックとして仮釈放され、自分を陥れ親友を殺した犯人への復習を始める。
しかし最後にはダニーであることがバレてしまい、逮捕され再び裁判となる・・・
ごく簡単なストーリー紹介でしたが、裁判中の弁護士のやり取り、ダニーの復讐計画の進行など、小説の世界に完全に引き込まれました。
獄中の様子も面白かったですね。 アーチャーは1999年に偽証罪に問われ、2001年7月に裁判で実刑が確定。 服役後2003年7月に保護観察、その後社会復帰していますが、獄中に様子が詳しく描写されているあたりが、そのときの経験からなんだろうと想像できます。
他にも「プリズン・ストーリーズ」という短編集があり、12作の短編小説のうち9つがアーチャーが獄中で聞いた話を小説にしたものだそうで、それも読んでみたいと思っています。