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AJP20-1980年 「ギミー・ギミー・ギミー」
オール・ジャパン・ポップ20のチャート紹介もいよいよ1980年に入りました。
80年最初の1位はアバ「ギミー・ギミー・ギミー」です。
若い音楽ファンにはマドンナの「ハングアップ」のモチーフになった曲として知られていると思います。 ノリの良い心地よさを感じる曲です。
80年1月1週~2月4週まで8週間1位、年間3位でした。
続いてはクリフリチャード久々のヒット曲「恋はこれっきり」。 1月3・4週に6位まで上昇、 1970年の「燃ゆる乙女」以来10年ぶりのトップ10入りでした。
非常に聴きやすい、正統派ポップスという印象です。
AJP20-1979年 「ヴーレ・ヴー」
AJP20 79年
「ホット・スタッフ」に変わってトップに立ったのはアバ「ヴーレ・ヴー」です。
”ヴーレ・ヴー” おまじないの言葉か何かかと思ったらフランス語で「欲しい」とか「~したい」という意味だそぷです。
8月1~9月3週まで7週間1位、年間3位でした。
続いてこの時期のお気に入りを2曲。
まずエレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)の「シャイン・ラブ」、とにかく78年あたりからELOが一番のお気に入りバンドでした。 8月4週の6位が最高位です。
最後はリタ・クーリッジ「あなたしか見えない」、第8回東京音楽祭でグランプリを受賞、日本では彼女の代表曲といえるでしょう(個人的には「ユー」もかなり好きです)。 ボズ・スキャッグス・バージョンでも有名な曲ですね。
8月3週の20位が最高位でした。
AJP20-1979年 「チキチータ」
AJP20 79年
「アイム・セクシー」に変わってトップに立ったのはアバ 「チキチータ」です。
4月3~5月2週まで5週間1位、年間2位でした。
こちら、とてもきれいなメロディラインで、アグネッタ、アニフリッドの声が大変良く活かされている曲だと思います。
同時期のお気に入りを1曲紹介します。
ビー・ジーズ「哀愁のトラジディ」です。 またビー・ジーズかと言わないでください。
彼らのナンバーの中ではかなり好きな曲なんです。 イントロがすごくカッコイイんです、もちろん曲全体もいいですけどね。
最高位は4月5週の3位、年間16位でした。
AJP20-1978年 「サマー・ナイト・シティ」
AJP20 78年最後の1位です。
アバ 「サマー・ナイト・シティ」、12月2週~79年1月2週まで5週間1位。
78年の年間32位、79年の年間29位にランクされました。 30年前の今頃ヒットしていたんですね。
数多くのヒットをAJP20に送り込んでいるアバですが、アバ名義の1位獲得はこれが初めてでした(ビョルン&ベニーで「木枯らしの少女」が1位になっています)。
続いてこの時期のお気に入りを2曲紹介します。
まず2度目の登場、ボニーM「怪僧ラスプーチン」です。 最高位は79年1月1・2週の4位、79年の年間37位に入りました。
この曲は帝政ロシア時代の農民グレゴリー・ラスプーチンを歌ったものです。 ラスプーチンは経歴に不明の部分があり、祈祷で病気治療をして信者を増やしていき、怪僧・怪物などと呼ばれた人物です。 ↑↑
当時の皇帝ニコライ2世の皇太子の治療をしたことで皇帝夫妻の信頼を得て、やがては政治にも口を挟むようになり帝政崩壊のきっかけを作ったとして、すこぶる評判の悪い人物です。
次はフォリナー「ダブル・ヴィジョン」、大ヒットアルバムのタイトル曲です。
最高位は79年1月1週の9位、この順位は非常に不満でした。
3段階にキーが変わっていきサビに持っていくという聞き手を惹きつける作りになっています。